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レコードやのアイドルな日々

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2004-05-21 [長年日記]

輸入盤が規制されて・・・僕達は輸入盤だけを買うことになる(本編)

麻雀にかまけていて言及するのを忘れていた高橋健太郎氏のコラム。いやもうみんな考えること一緒。「矛盾してる」とか「パラドックス」とかで結構気を揉んだ人多かったみたいだけど。

これも隊長と同じで言い古されたことだと思うんですよね。俺ですら思いついて書いてるわけだし。

もっとも、俺の視点は単なるコスト削減であって、それはせいぜい定価ベースに換算して100円か、どう頑張っても300円程度の差でしかありません。高橋氏の視点はもっと大きい(笑)。

高橋氏の視点で見ると日本の音楽が中国を席巻…すらしなくても中国の人口を考えれば一部好事家が買うくらいでも十分なのか?…ということになれば、当然コストも劇的に下がるでしょう。そのような状況でも数倍の価格の「国内盤」を売り続けるとしたら消費者を欺くにもほどがある、ということになる。

だがこの話、日本のレコード会社が育てた(日本人である必要はないが)日本発のアーティストが、アジア各国のマーケットで利益を生み出すことが前提となっています。

現在の日本の音楽業界の状況から見て、次代を担うミュージシャンは育つのであろうか?あるいは次代のミュージシャンたちの音楽は大きな支持を得ることができるのか?ということ自体に大きな疑問を抱かざるを得ません。なぜならば、今まさに行われようとしている規制の数々によって、さまざまな音楽を聞く機会も手段も大昔に逆戻りしようとしているから。

音楽を聞かずに育った人が、ミュージシャンになるわけはないんです。

それよりはむしろ

高橋氏が書いているところではマネジメントや製作部門が中国なり韓国なりへ移転or現地企業と提携して、人材発掘および育成を向こうでやる→当然現地ではヒットし、日本へ輸入というケース(例としてBoAや女子十二楽坊が引かれている部分)が10%どころかさらに過激に進むのではないか、という気がしますね。

日本からアジア各国へ輸出するのは、アーティストや音楽そのものではなく、プロデュースのノウハウや宣伝手法じゃないのかな*1。avexとか喜んでやりそうだし。

*1 ノウハウどころか人材から何からまるごと、というのも有り得そうな話。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
『あのよろし』か? (2004-05-22 01:27)

遠くなけりゃ行くのになあ。しかし『エンタメ議連』って略称はなんとかならんかったのか。<br>http://www.satokenichiro.com/cd.htm<br><br>ミュージシャンに、音楽に、ディストリビューターの営業方針によって恣意的に国旗の塗り分けがされてしまい、結果的にフィルタリングが行われる惧れがあることについては、危惧を抱く論調を見かけない。<br>至近の問題でないとしてもすっきりしないし、放置しておけばいずれしっぺ返しを食うだろう。raffineさんの今日の下段と併せて考えれば、今回の改正から先、国内レコード会社がグローバルアウトソーシングで生き残ったとして、リスナーのレベルでは日本が音楽、ひいては文化全般の輸入超過にまた戻ってしまう将来像も否定しきれない(嗜好に関する限りは何も問題はない。文化発信の体力基盤が空洞化する点が懸念される。まさに「音楽を聞かずに」のくだり)。

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